「成瀬は信じた道をいく」を読みました。
下記各章の感想です!
【第1章 ときめきっ子タイム】
子供達から見た視点から
忘れかけていた成瀬がやってきた実績。
そして第一作目を少しずつ思い出す。
久しぶりのこの空間に戻ったきたという嬉しさ。
物などで成瀬の事を語り継いできたが、
今度は子供達の記憶にも受け継がれていく感じが熱くなった。
最初はM-1で優勝したいという気持ちだけ
だったかもしれないが、
色んな所に歯車がかかり広がっていく感じがした。
何になるかより、何をやるか。
【第2章 成瀬慶彦の憂鬱】
人の成長を感じることができるのが
何かで優勝した時や表彰された時など。
そして日常の一日一日がほんの少しずつで成長していて、
その日常が気づいたら宝物だと感じる。ただそれに気づくのは、
何かを失いそうになった時。
お父さんの視点を通して、
より日常の大切さについて感じることができた。
そして普通の受験とはいかないのがさすが成瀬。
【第3章 やめたいクレーマー】
日常で葛藤している時に成瀬が出てくるとどうなるのか。
案の定面白い展開だった。
ちゃんと呉間さん(苗字にも納得)の個性が最後まで伝わっていた。
そして最終章に再び登場し、
あのツンデレ感がまた感じる事ができ楽しかった。
【第4章 コンビーフはうまい】
今やりたいことをやってきた成瀬。
なりたいものを目指してきた篠原。
お互い境遇は違うが、
それぞれが持っている個性で
お互いを助ける場面の時には胸が熱くなった。
また篠原の心境も少しずつ変わっていく様子が
観光大使を通して感じることが出来てよかった。
【最終章 探さないで下さい】
島崎との話がここまであまり
出てこなかったので、
最終章で出てきた時には
やっぱりこの二人だな!と思った。
ここまでの各章で登場した人たちは
どれも個性的で成瀬とのエピソードもどれもよかった。
ただやっぱりあのゼゼカラの二人の話は
今日までの歴史を見ているようで
お互いを信頼している描写は
歴史のページを刻んでる気がしてよかった。
これからのゼゼカラの歴史を見てみたい!
総評 まだまだ成瀬の歴史を見たい!
第二作目も成瀬という主人公の人間味が周りのキャラクターを通して感じることができ、
特に篠原とのやりとりは段々と心情が変わっていく様子が分かり、
胸が熱くなった。そして最終章の島崎との絆。
再会できた場面は話のクライマックスを盛り上げており感動した。
まだまだ成瀬の、ゼゼカラの歴史の続きを見てみたい!
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